★ボーナスポイント

・料理長が過去のことを話した相手はサラではなくジュリア

・料理長はミシェルのことが好きだったが思いが叶わず、妻のいるハロルドがミシェルと交際を始めてしまったことをよく思っていなかったため、ハロルドが見殺しにしたと発言した(副船長に上手く質問すると聞き出すことができた内容に基づく)

・ハロルドはジュリアのことも気にかけていたため、サラとジュリアが一緒に住むように仕向けた。

・PTSDが再発したサラは、心穏やかに乗船していられるよう、ベンジャミンが描いた絵を部屋に飾っていた(額の裏にベンジャミンのサインが入っている)

・サラがジュリアをファミリーネームで呼ぶようになったのは、浮気に気が付いたから

・サラは歌手をやめること、ジュリアやアッシュと決別することを決心していた

・レコードのジャケットはサラが曲を書いた横浜の夜景と夕焼け(または朝焼け)をイメージしたもの(歌詞の中にある「たまに赤い太陽は共有できる」とは、サラが夕焼けを見ている時、アッシュは同じように赤い朝焼けを見ているという意味)

・サラはジュリアに殺されるかもしれないことを感じ取っていた

・ゴミ箱に捨てられていたメニュー表のメッセージを書いたのはアッシュ(サラはディナーに参加していないためメニュー表を手にしていない。また、メニュー表の筆跡は、サラが書いたB面の歌詞やコルクボードに留めていたメモの筆跡と異なるため、サラが書いていたものではない)

ジュリア
「チャールズさん。もういいんです。私は母の死の復讐することができたし、あなたには感謝しているくらいです」

ハロルド
「ベッカーくん、いや…ジュリア。君は誤解している!私はミシェルを見殺しになんかしていない!するわけがないだろう?愛していたのだから……。偽名で乗っていたからミシェルがまさか船にいるなんて知らなかったんだ。地下フロアが浸水し始めた頃に下から大きな赤ん坊の泣き声が聞こえて救出しに行くと、その声の主はジュリアだった。君は浮き輪の上に乗せられて浮いていたんだ。しかし、天井近くまで水が来ていたせいでミシェルはもう死んでいた……」

ジュリア
「やめて!嘘よ!そんなはずない!」

副船長(ベル)
「ベッカーさん!船長の話は本当だと思います。私の勝手な推理ですが、たぶん私が預かることになるはずだったものの中に答えがあるのではないでしょうか。探偵さん、私に渡された紙切れの半分にナンバーと書かれていました。今思えば金庫の番号のことだったのではないかと思います。そして、中には私が奪うところを目撃したものが入っていたのではないかと。違いますか?」

ポアソン
「その通りです。今この手の中に持っています。でも……」

ジュリア
「でも、なんですか?金庫には何が入っていたの?」

ポアソン
「それは、サラさんが何かあったときにはハロルドさんに返して欲しいという想いを込めて、あの時目があった副船長さんに託したものだと思うんです。だからこれは、1度ハロルドさんにお返しします」

ハロルド
「いや……。ポアソンさん、それをジュリアに渡してやってください」

そうして僕がロケットをジュリアさんに手渡すと、その数秒後、中を開いた彼女は大声をあげて号泣した。 彼女が泣き止む頃には警察が到着し、僕らはようやく役目を終えて下船することになった。

コト
「事件が無事解決してよかったですね!っていうか、豪華客船の中で何かが起こるっていう私の予感的中でしたよね!」

ポアソン
「コトちゃんはほんと凄いよ!予感も凄いけど、女性の気持ちに寄り添った視点からの意見には感服した。そうそう、それで思ったんだけど、コトちゃんってさ、探偵事務所の手伝いなんかより占い師のほうが向いてるんじゃないかな?」

コト
「そうですか~?でもほら、まだまだ事件と遭遇するはずなんです!えっと、たしか、魔女に遭遇するんですよ!ハロウィンの夜に!それで……ちょっと!聞いてます?」

ポアソン
「出会えた奇跡大切に~マイナス13時間の~」

コト
「え?ポアソンさん!いきなり歌い出してどうしたんですか!?」

ポアソン
「沈没したティーターン号に乗っていた、まだ互いを知らない2人の姉妹。それがのちに、その船の生まれ変わりとして作られたオケアヌス号の上で共に過ごすことになるなんて、それこそ奇跡の出会いだなって思ってね」

コト
「まぁ、そうですね」

ポアソン
「-13か。ふむ。アッシュさんの元に、ベッカーさんがよく通っていたのだとすれば、ベッカーさんもまた-13時間の距離の場所に頻繁にいたわけだよな~。ん……?もしかして、サラさんはそもそも、A面さえジュリアさんのことを想って作っていた?」

サラさんが歌に込めた想いの全てを知ることはもはや誰にもできない。
しかし、僕はきっと一生忘れないだろう。
あのオケアヌス号で聴いた、船上の哀歌(エレジー)を。

おまけページはコチラ

inserted by FC2 system