おふろミステリー7 ラストストーリー
⑧①~⑦以外のことで事件やストーリーの真相で気付いたことを記入して下さい。
・若返りの薬の正体は林の中にある花の蜜で、トゥーリッキはその花のアレルギーがあるため、院長はこれ以上薬を服用させることができないと判断し、それを理解してもらうために彼女に秘密について伝えようとしていた。
・タニヤは院長をゆすっても応じてもらえなかったため、ユリアにアンテロの出生の秘密を話した可能性がある。
・アンテロは愛した人が実の母親だと知り、鬱になって亡くなった。
・院長はソフィアの父の愛人だった。
・ソフィアは林の秘密に気が付き、なんとか林を手に入れようとしていた。
・ミクの兄が言いかけていたのは二つの事件の犯人が別だということ。
・ユリアがレベッカの年令の倍だということは本当で、院長は推定80代。
・カルテには黒ペンで記載した丸と紺色のペンで記入したものがあり、紺色のほうは院長が後日追記した内容。
ユリア
「そんな……。アレルギーが理由だったなんて……」
ミク
「院長はすべてをユリアさんに譲るつもりだったのだと思います。もちろん若返りの秘密も。だから、花の蜜の入ったスムージーを誰よりもあなたに沢山飲ませていたんじゃないですか?」
アレクサンドラ
「院長がユリアのことを大切にしていたのは、自分の息子のお嫁さんだったからなのね。きっとあなたのことを本当の娘のように思っていたのよ」
ソフィア
「全部、私の父のせいね。アンテロをエヴァリーナから取り上げてしまったことがすべてのはじまりのような気がするわ。ユリア、ごめんなさいね」
ユリア
「いいえ。悪いのは私です。院長の命を奪っただけでなく、トゥーリッキに本当に酷いことをしてしまったわ。ごめんなさい……」
トゥーリッキ
「もういいわ。よく考えてみたら、短い時間だったかもしれないけれど、ユリアは私の叔母さまだったのよね。罪を償って戻ってきたら、また話しましょう。待ってるわ」
ユリア
「ありがとう。トゥーリッキ……」
こうして、私の人生初の北欧旅行は忘れられない想い出になった。
ただ、帰りの飛行機の中で、どうしても1つだけ引っかかることが……。
そういえば、あの美容施設のエステってめっちゃ予約が取りにくかったんだよね。
だから、ユリアさんとアレクサンドラさんが到着してすぐにエステを受けられたってことは、前から予約してたってことになる。
アレクサンドラさんとエステに行くのを楽しみにしていたのなら、全速力で走らなければ間に合わない状況になるのがわかっていて、あのタイミングでクリニックに寄るかな?
それに、カルテだって普段から整理したりする立場にあったのなら、だいぶ前からトゥーリッキさんのカルテに書かれていた内容を知っていた可能性もあるし。
まさか、計画的な犯行だったなんてことないよね……!?
まぁいっか。本当のことはユリアさんにしかわからないもん。
はぁ。なんだか疲れちゃったから、日本に帰ったらエステ行こうっと!
END